工藤刃物鍛造所

工藤刃物とは

工藤刃物とは

一貫生産

一貫生産

                       様々な工場で分業化が進む中、工藤刃物では一連の「鍛造」「焼入れ」「研ぎ」までを全て一人の職人が一貫して行い、素材である鋼の状態を熟知することで、切れ味が長く続き、刃こぼれしにくい製品を製作いたしております。 刃物の切れ味の良さと長期的な切れ味の耐久性の両立は難しい部分ではありますが、手入れのしやすさも重視して作られているので、使用を重ねて切れ味が鈍ったとしても簡単なメンテナンスで切れ味を取り戻すことができます。 家庭用の砥石で定期的に研いで使っていただければ、より長くお使いいただけます。 又研ぎ直しのサービスも致しております。

自由鍛造

自由鍛造

工藤刃物の製品は「自由鍛造」と呼ばれる技術で造られる打ち刃物です。 自由鍛造とは熱した鉄と鋼を槌で打って形状を作る、伝統的な打ち刃物で使われる製法で、型に入れたり、型で抜いたりすることは基本せず、目的の刃物の形を自由に製作する技術です、叩く事により中の組織が圧縮され、より硬く曲がり難い製品を作る事の出来る職人技が光る製法です。 土佐打刃物の製法を源流とし、加熱し芯材と呼ばれる柔らかい鉄に、鉄よりも硬く粘り強さのある鋼を付け合わせる(沸かし付け)をし、槌で叩き、鉄と鋼を接合させて形作ります。打ち伸ばして造る、自由鍛造で作られる工藤刃物の刃物は、鍛造から研磨までの作業を1人の職人が一貫して造り上げ、切れ味や刃先の耐久性を高めています。

工藤刃物の方針

工藤刃物の方針

工藤刃物鍛造所は、刃物の代表的な産地である高知県の土佐打刃物の工房にて5年間技術を習い修めた鍛冶職人 工藤寛汰が、生まれ故郷の北海道・札幌の地に2021年4月開設しました。 工藤刃物は土佐打刃物の技術を基本とし、刃が欠けにくく、研ぎやすく、切れ味が長続きする、使いやすい刃物を造ります。また、刃物を造るだけでなく、お客様の意見を元により良い商品の製作、提案をさせて頂き、お客様へより多くの付加価値をお届けすることを目指しています。